5. 美に目覚める「紫」と「ピンク」  /1999年11月号掲載エッセイ

仕事が終わって家に帰り、顔を洗おうと鏡を見ると、
朝とは別人の自分に驚かされることがあります。
「今日は一度も化粧直しをしなかった」と、
カラーコーディネーターである自分に反省する瞬間です。

逆に一日に何度も鏡を見る人も居ます。

私のオフィスで働いているS君は、自分のことが話題にのぼる度に、
オフィスの隅にある大きな鏡の方を見て髪の毛を整えます。
Yさんは、自分の席からいつでも自分の顔が見えるように
その大きな鏡の位置を見やすいように変えます。

Yさんについてはこんなエピソードもあります。
2人で出張に行った時のこと。
出掛ける準備も整ったのでホテルの部屋から出ようとしたところ
彼女は「ちょっと待って」と鏡の前で身だしなみチェックを始めました。

「このスーツにこのブラウスおかしくない?」
「アクセサリーはない方がいいかな?」
と鏡の前で迷い始めたから大変です!

私はビックリしたのと同時に、これが普通の女の子なのか?
それとも異常なのか?と、疑問に思いました。
それ以来、人が鏡を見ている姿を観察するようになったのです。

その結果、鏡をよく見る人には共通点があることがわかりました。

1.占いが好き(良いことだけを信じる)
2.けっこう面食いで、女性ならハンサムな人、男性なら美人が好き
3.バラエティよりドラマが好き
4.デートはロマンチックなシュチュエーションが好き

・・・と言うことです。

ナルシストの要素のある人を色で表現すると、紫です。
紫の人は直観力に優れ、初対面の人に対して、
なんとなく嫌な予感がすると
近寄らないように、鉄の扉を閉めます。
反対に初対面でピンと来ると急接近しようとします。

ですから一目惚れも多く、繊細な神経の持ち主で、
精神的なパワーを必要とします。
でも、なぜかプレイボーイタイプに振り回される、
と言う人も多いのです。

紫色は、美的センスを向上させたい時、
なにかショックなことがあって自分を癒したい時、
自尊心を高めたい時に効果があります。

私は今まで、赤や緑、青の時代はありましたが、
紫の時代はまだやってきていません。

年配の方向けの洋服を中心に扱っているブティックには、
鮮やかな紫の服が多く見受けられます。

きっと、自分への自信の現われかな?
と、思います。

だから今は鏡を見る暇もないくらい忙しい私にも
紫の時代がやってくる!
と、信じています。

ところで、虹の色は7色ですが、色の順番を言えますか?

「あ、だ、き、み、あ、あ、む」

これは、色の頭文字を覚えやすくしたもので、
赤、橙、黄、緑、青、藍、紫の順になります。

虹の最初と最後の色を混ぜ合わせたのが
「マゼンダ」という赤紫の色で、
マゼンダに白を混ぜるとピンクができます。
赤紫やピンクは、光の世界では本来
無いはずの色ということになります。

嫌なことがあった時に、広い宇宙のことを考えると
悩みがちっぽけに感じることがあると思います。
ピンクはそんな宇宙と似た効果があり、
日常の嫌なことから開放してくれる癒しの効果があります。

ピンクの人は紫の繊細さと赤の大胆さを持ち合わせているので、
愛情深く優しいのです。
ですからパートナー次第で、専業主婦にも、
事業家にもなれる器用な人です。

私はピンクが結構好きです。
その割に好きな色は何色?と尋ねられても
「ピンク」と答えないのは、恥ずかしいからなのか、
性格と一致しないからなのか自分でも謎です。

ピンクを素直に取り入れられない人は
「女性らしい」ことが恥ずかしい
というシャイな人といえるかもしれません。

また、ピンクは幸せだな〜と、
感じている時と同じ感覚を引き起こす色です。
だから、エステ効果があります。
ラブラブモードの人が発する幸せのオーラは
ピンクに感じるはず。

最近彼氏でもできたのかな?
と、敏感な人はすぐに気がつきます。

それに、紫と同様、美に対する欲求も高まる色なので
急にキレイになったり、直感が妙に働くようになったり
繊細さが増し、気の利く優しい人にもなれます。

さて、次回は最終回です。
これまで読んで下さった皆様に感謝の気持ちを込めて、
色選びのポイントなど生活に役立つことを書いてみようと思います。


〜〜今回の教訓〜〜

自分に生まれたことに感謝!



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