
3.「仲間を作る黄色と緑」 /1999年9月号掲載エッセイ
何か面白いことはないかな〜。
人は充実していない時や現実から逃げ出したい時、
そんな言葉を口にします。
私は、時々「幸せって何?」と、考えることがあります。
彼氏ができてラブラブの時・・・
美味しいものを食べた時・・・
欲しい物が手に入った時・・・
幸せだな〜なんて感じるけれども、
それは一瞬のことだな、と思います。
私が考える幸せの条件は・・・
1.目標に向かって頑張っている
2.それが人や社会のために役立ち、喜びと感じられる
3.それだけで、満足することなく日々勉強したいという好奇心があり
4.友達や家族を大切に思い
5.時にはまるで子供のように遊ぶことができ
6.損得なしで人を愛し、人生設計ができている
7.自分のことが好きで
8.人から愛される
以上のことが揃ったら生涯幸せと思えるのではないかと考えます。
あとは、食べていけるだけの多少のお金・・・これも大事ですね。
実はこの8つの条件と色は関係があるのです。
1は赤、2はオレンジ、3は黄色、4は緑、
5はターコイズ、6は青、7は紫、8はピンクです。
好きな色や最近気になりだした色、
なぜか買ってしまった洋服の色などに、
満たしたい願望のメッセージが込められたりします。
私は、色の仕事に携わるようになってから嫌いな色が無くなりました。
逆に好きな色もありません。
どんな色にもプラスの面があるからです。
だから、私はその時の気持ちや、その場にあった色を使ったり、
洋服なら、似合う色を使ったりします。
それは、きっと人間関係にも同じことがいえるのではないでしょうか。
どんな人にもプラスの面があるのだから、
それを理解し、受け止めることができればもっと上手に
人とおつきあいできるのでは、と思います。
そのためには、自分の心に「余裕」を持つことも大切です。
人間関係を円滑にするためには「黄色」と「緑」をおすすめします。
黄色は一言でいうと、友達の色。
人脈を広げ、つきあい上手にしてくれます。
(欧米の郵便ポストは黄色・・・コミュニケーションを意味します)
緑はバランスの色です。
私も赤の時代に色と出会っていたら
きっと緑を日常に使っていたでしょう。
角が無く、人と争うことを避け、
仕事とプライベートの区切りをつけます。
また、幼児期に好きだった色は自分を守ってくれる色と言われています。
子供は直感や感覚で物事を判断するので、
必要な色や足りない部分を補ってくれる色について敏感です。
ちなみに、私が子供の頃好きだった色は緑だそうです。
緑は刺激的で直情的な赤とは正反対の色です。
子供ながらに、時折調子に乗って
突っ走ってしまう自分の性格を感覚的に理解して、
緑を好むことで自分なりにバランスを取っていたのかもしれません。
ところで最近、私の周りには、公私共に黄色と緑の人が多く、
日々私を成長させてくれます。
なかでも職場の雰囲気を和ませてくれるアシスタントのSさんは、
若いのに妙に、人に安心感を与えてくれる人です。
彼女は私が開業したばかりの時に「雇って下さい」と面接に来たのです。
一人で細々と始めようと考えていた矢先に思いもよらない訪問でした。
自分が食べていけるかどうかもわからないのに、
なぜか悩んだ末に採用することにしたのです。
自分でもいまだに謎ですが、おそらく直感で彼女のことを
「必要」と感じたのでしょう。
小さい頃に自分を守り支えてくれた緑と同じように、
本来の自分を取り戻した私にとって、きっとプラスになるだろう・・・と。
赤の時代だったら、即戦力となる経験豊かな人ならともかく、
学卒の育てなければならない彼女を引き受けるなんて、
思いもしないでしょう。
その時の私には、将来のビジョンがしっかり刻まれていました。
色にたとえると青。
その場、その場の目標ではなく、遠い将来の理想の中に
いつかその彼女が活躍しているだろうことを
きっとイメージしたのでしょう。
次回は、ターコイズと青についてお話します。
〜〜今回の教訓〜〜
鎧を脱いで、
自然体の自分で行こう!
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